世阿弥〜能を大成させた天才〜

室町

世阿弥、彼は父親の観阿弥と共に日本の伝統芸能「能」を大成させた天才だ。

現在頻繁に上演されている能の演目の240演目のうち、50演目以上は世阿弥が作ったものだとされている。

そんな能を大成させた世阿弥とはどんな人物だったのか。


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父・観阿弥と共に京へ

世阿弥の父・観阿弥は大和申楽(猿楽)の有力な役者だった。

観阿弥は京へ進出し、醍醐寺の7日間公演などを行い、その名を轟かせた。

世阿弥も若い頃から父と共に公演に出演し、能の鍛錬を行っていた。

そして、観阿弥が新熊野神社で催した能に世阿弥が12歳の時に出演し、それが将軍足利義満の目に止まることになる。

ここから世阿弥の作る能の発展が加速する。

足利義満の寵愛を受ける

世阿弥は美少年ということで有名だった。

そして、能を演じている世阿弥を見た将軍足利義満も世阿弥に惚れ込んだ。

世阿弥と義満は歳も近かった。

義満に気にいられた世阿弥は庇護を受け、能の発展が大きく加速する。

将軍家がパトロンとなったので世阿弥は高い地位を得て、貴族たちの間で能を演じる機会も多くなった。

そして世阿弥は観客の好みに合わせて所作、言葉、歌舞、物語に幽玄美を漂わせる能の形式「幽玄能」

を大成させた。

世阿弥が作った能の作品で有名なのは、「高砂」「実盛」「老松」「恋重荷」「西行桜」などがある。


能面 翁

風姿花伝

その他に世阿弥が作ったもので有名なものに能楽論「風姿花伝」がある。

この風姿花伝は世阿弥が観阿弥の能楽の教えを基に自身の経験による考えも加えて書いた能の理論書だ。

能の修行法や心得が書かれている他、能の見せ場を「花」として説明されていて独自の芸術論が語られているため、日本の美学の古典ともいわれている。

また、「初心忘れるべからず」という言葉は世阿弥が作り出したもので、風姿花伝の中に書かれている。


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寂しき晩年

世阿弥は義満亡き後も次の将軍足利義持からは優遇を受けるがその次の将軍足利義教になった時に地位は一変する。

世阿弥は優遇されることはなくなり、貴族の前で能を演じることは少なくなり、その後何らかの原因によって佐渡に流刑にされる。義教とのトラブルが原因だといわれている。

また、流刑にされる少し前に長男であり後継であった観世元雅が急死しており世阿弥は失意にくれていた。

そして、佐渡にいたとも京に戻ってきたともされているが、世阿弥はひっそりと死去した。

世阿弥

美少年として義満に愛され天才として能を大成させた世阿弥の最後は寂しいものであったが、

彼が大成させた能は今でも日本の伝統文化として多くの人々に愛されている。


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参考書籍


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